「生産清流化」は、製造企業における業務革新・組織革新のシナリオです。納期短縮を目標として事業環境の変化に対応できるスピードを獲得します。時間・業務・組織という見えにくい対象を見える化しながら進めることが特徴です。
■年度方針とは
業務を一流化するために、社員が目指す方向を共有していることが必要です。そのためには年度方針を見える化します。年度方針は企業の年度方針あるいは各部門の年度方針が対象です。これらを社員一人ひとりが認識することが重要です。年度方針とそれを達成するための活動および結果を常に見えるようにします。それによって1年後の「ありたい姿」に近づいていきます。
■年度方針を見える化する
年度方針は、社員一人ひとりが常に意識することが重要です。部門方針ならば、部門長本人が全員に説明します。リーダーの意思を言葉や表情で見せること肝要です。
また年度方針書は関係者の目に触れる場所に掲示しておきます。それによって今年達成すべき事項が常に全員が意識できるようにします。
■目標を明示する
年度方針書は、業務上で達成したい事項だけでなく、その到達レベルを目標値の形で示すことが重要です。例えば「品質を安定化する」という表現では、いつも言っていることと変わりません。「材料起因の不良対策を実施することによって工程内不良率を3%にする」と表現しないと今年度の方針になりません。
■目標を見直しする
目標値は半年ごとに見直しするとよいでしょう。半年間の実施状況から次の半年の目標値を設定します。
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