納期半減の生産清流化
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清流化ツールNo41 「汚れた会社に明日はない」
 「生産清流化」は、製造企業における業務革新・組織革新のシナリオです。納期短縮を目標として事業環境の変化に対応できるスピードを獲得します。組織革新を進めるには個人のレベルアップが欠かせません。そのキーワードは「学ぶ化」です。改善を習慣化することで個人の心と技を変えていきます。

■改善の基本は5S
 改善を習慣化するには5Sを基本にすることが効果的です。5Sすなわち整理・整頓・清掃・清潔・躾を実行することで改善の効果を目で見える形で実感するすることができます。また5Sは組織内のコミュニケーションの基礎でもあります。例えば整理とは「必要なものと不要なものを区別して不要なものを捨てること」ですが、これは物品の用不要に関する職場のルールを目で見える形にすることです。ルールを目で見るコミュニケーションによって伝達することに他なりません。また整理を進めると、不要物が置いてあれば、ひと目でルールが守られてないという状態が伝達できます。これも目で見るコミュニケーションです。

■なぜ5Sをやるのか
 納期改善だけでなくあらゆる改善の基本は5Sにあります。しかし5Sに取り組んでいない会社が始める場合、抵抗感があるのも事実です。それは「なぜ5Sをやるのか」という理由が社員に理解されていないことが原因です。なぜ5Sをやるのか、それは一言で言うと「汚れた会社に明日はない」からです。汚れた会社では、モノや情報を大切にしていません。大切にしなければ製品にキズがついたり、良品と不良品の取り違えが発生したりします。これは顧客の不満や効率の低下に直結します。
 また汚れた会社では、組織と規律を大切にしないことが多いものです。5Sは規律ある組織でないとできないものです。さらに汚れた会社は、人と技能を大切にしない証拠でもあるのです。結局、汚れた会社は早晩倒産していくのです。

■どこまで5Sをやるのか
 5Sを始めた企業で出てくるのが「どのレベルまでやればいいか」という疑問です。「ちょっとやっただけでいいや」と思う人もいれば「もっとやらなくては」と思う人まで個人差が出てきます。「どこまでやるか」のひとつの目安としては「小売店」のレベルをお勧めします。食品スーパーやコンビニの店内のレベルです。食品スーパーの棚には賞味期限切れの商品はありません。どこに何があるか棚に表示があり、各棚の商品はすぐに取り出せるように陳列されています。商品の価格もラベルで表示されています。
 商品を入れるカゴの置き場所、レジに出入りする方向も初めて入店した人でもわかるようになっています。こうしたレベルを工場でも実現するのが目安です。

■いつまで5Sをやるのか
 5Sを少し継続した企業で出てくるのが「いつまでやるのか」ということです。5Sに終わりはなく「ずっとやる」のですが、うっかりすると自然消滅して元の状態に戻ることがあります。それを防ぐのがルール化です。定期的な巡視を5S活動のルールに組み込みます。それによって状態の確認や、さらなる改善対象の抽出を継続的にやっていきます。

なぜ5Sをやるのか

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