納期半減の生産清流化
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清流化ツールNo29 「稼働率を把握する」
 「生産清流化」は、製造企業における業務革新・組織革新のシナリオです。納期短縮を目標として事業環境の変化に対応できるスピードを獲得します。業務を変えるアプローチは「つなぐ化」です。納期遅れの症状を見極めてポイントとなる業務と前後の業務のつながりを1点集中で改善していきます。

■付帯作業も改善する
 製造職場では加工や組立など、材料や部品の形状や質を変えていく作業が主体です。業務改善に取り組む場合、これら主体作業の改善は当然必要です。しかし主体作業のほかに運搬、事務など付帯作業もあります。これらの作業は目立ちませんが、付加価値を生まない作業です。付帯作業を最小にすることで主体作業を増やすことができます。
 設計や調達などの事務職場でも情報を加工する主体作業と、単に情報やモノを動かすだけの付帯作業があります。事務職場でも付帯作業を改善することによって主体作業を増やせる可能性があります。むしろ事務職場のほうが主体作業と付帯作業の見分けがつきにくいので付帯作業が多い場合があります。

■ワークサンプリングで稼働率を把握する
 製造職場、事務職場いずれにしても、まず主体作業と付帯作業の比率、つまり稼働率を把握しておくことが改善の大きな切り口となります。稼働率を把握する代表的な手法がワークサンプリングです。これはやっている仕事を離散時間で瞬間的に観測した結果から各作業の比率を求めるものです。
 詳しいやり方の紹介は専門書等に譲りますが、比較的少ない工数で作業の比率や稼働率が把握できることが特徴です。割と簡単なのに多くの会社では「やったこともない」というのも事実です。まずワークサンプリングで作業時間の内訳を把握するのが、作業改善特に付帯作業の改善の基礎となります。

■ワークサンプリングの例
 下図は食肉の包装工場でワークサンプリングを実施した結果、工数の比率を表したグラフです。54名を対象にしています。1サイクルで54サンプルが観測できました。この例では24サイクル実施しましたので約1300サンプルを集計したものです。ブロック肉の脂身など不要な部分をカットする「整形」、ブロック肉を切り分ける「スライス・手切り」、切った肉をトレーに入れる「盛付」、トレーを「包装機投入」「包装機取出」するのが主体作業です。ここまでで63%の工数がかかっています。それ以外の作業にもグラフのような工数がかかっています。

食肉工場のワークサンプリング結果 54名対象 約1300サンプル

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