納期半減の生産清流化
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清流化ツールNo15 「資源不足をみきわめる」
 「生産清流化」は、製造企業における業務革新・組織革新のシナリオです。納期短縮を目標として事業環境の変化に対応できるスピードを獲得します。時間・業務・組織という見えにくい対象を見える化しながら進めることが特徴です。

■資源不足が停滞の原因
 業務が進まずに滞っている場合、人・材料・設備・情報といった資源の一部が不足していることが殆どです。例えば事務処理待ちが増加している業務では、処理するための人の増員が必要です。加工が終わっているのに止まっている仕掛品は合格の情報が出ないか、運搬器具が不足しているでしょう。組立作業の前で止まっている部品は、組み合わせる相手の部品が不足しているかもしれません。
 このように業務が停滞している原因を「不足資源」という観点から明らかにすることが改善の手がかりとなります。

■改善にも資源が必要
 不足している資源を改善するには、その資源を投入すれば済む場合もあります。しかし多くの場合、単純な継ぎ足しではコストなどの問題が発生します。例えば人の増員は労務費の増加を招きます。そこで作業方法を変えるといった改善対策が実施されます。作業方法は情報資源の一種です。ある資源不足を解消するために、別の資源を投入するわけです。
 改善対策の実施にも新たな資源が必要になります。ここでも何が必要かを明らかにすることが必要です。

■不足している資源を特定する
 前述したように、仕事が滞っている原因を明らかにするにも対策を実施するにも、資源に着目することが有効です。仕事が滞った例や納期が遅れた例を集めておくと、資源不足を発見するチェックリストとして使えます。

資源不足で業務が滞った例
分類観点
人不足 ・見積り担当者が少ないので回答が遅れた
・技術と設計の人が足りず顧客との打ち合わせに行けなかった
・加工を担当する人が足りないことがあった
・一人しかいない担当者が休んだ

材料不足 ・材料の在庫がなくて納期に間に合わなかった
・材料の調達が間に合わなかった
・特殊材料の在庫有無を確認しないで受注したため遅れた
・外注部品の納期が守られなかった
設備不足 ・必要な工具を購入していなかった
・整備不良の工具があった
・測定器が整頓されておらず次に使うときになかった
・コンピュータシステムのライセンス数が少なくログインできなかった

情報不足 ・設計者と加工者との間で情報が伝わっていなかった
・顧客の打ち合わせ結果が関係部署に報告されなかった
・顧客の電話番号がわからず問い合わせが遅れた
・図面が回ってくるのが遅かった ・作業がいつまでにやらなければならないかが不明だった

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