納期半減の生産清流化
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清流化ツールNo13 「入口出口を明示する」
 「生産清流化」は、製造企業における業務革新・組織革新のシナリオです。納期短縮を目標として事業環境の変化に対応できるスピードを獲得します。時間・業務・組織という見えにくい対象を見える化しながら進めることが特徴です。

■モノと情報の滞留を見えるようにする
 業務の流れを改善するには、業務や作業の間を動くモノや情報の出入りと滞留が現場で見えることが必要です。流れが悪い業務プロセスでは、ひとつの業務で処理されたモノや情報が、次の業務で処理されるまでに滞留します。モノと情報の出入り口とその間に滞留している状態を、目で見て確認できるようにします。
 滞留しているモノや情報は、保管庫や書棚に入れられると見えなくなってしまいます。コンピュータのディスクのデータも見えません。モノならば見える場所に置く、書類ならば掲示する、コンピュータのデータならば印刷するか、ディスプレイに一覧や件数を表示します。

■入口出口を明示する
 次の段階では置いてあるモノや情報について、「どこから出たのか」「どこへ送られるか」「どこへ入るのか」ということを見ただけでわかるようにします。そのために業務の入口出口を標準化します。モノや書類の置場を区画線と表示板で示し、その中に置くようにします。また中間の一時置場がある場合にもその置場を区画線と表示板で示します。
 例えば食品スーパーでは売場に商品を出すゲートが決まっています。売場では陳列棚に並べられ、品名や価格が表示されていいます。買い物カゴに入れられた商品はレジの入口の置かれ、精算が終わったらレジの出口のカゴに移されます。工場や事務所でもこのように入口出口を決めてモノや書類を動かします。

■定置化徹底と中間停滞の排除
 入口出口を決めたら、区画線の中に置くことを徹底します。また「前工程の人が後工程へ持っていく」といった運搬ルールも決めてそれを守ります。さらに中間停滞場所がある場合には、中間停滞をおかず出口から次の工程の入口へ直行することを目指します。

■出口停滞の削減と入口停滞の削減
 次の段階では出口と入口の置場を縮小します。目標としてはまず半減を目指しましょう。業務のやりかた、運搬のやり方、トラブルの削減などが必要となります。

■最終目標は工程の直結化
 最終目標は工程の直結化で停滞を排除します。工程を直結し、運搬器具1台単位で搬送することによって出口、入口の停滞をなくします。最終的には1個単位で搬送することによって荷積と荷降で発生する停滞まで排除します。

入口出口を区画線と表示板で示した例

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