納期半減の生産清流化
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慢性的な納期の悩みに効く生産清流化
5.整流から盛隆へ展開する
(3)日程計画と事務処理の対策1

 「生産清流化」は納期病の治療法である。行動を変えること、業務を変えることの両面から取り組むプログラムである。行動を変えるために「見える化」を進める。業務を変えるには「しくみ化」を進める。

 しくみ化を実行する場合の日程計画と事務処理面の勘所を紹介する。清流化の対策では伝票と指図書に関する対策が必要となることが多い。在庫の停滞と同様に、伝票の停滞は納期に影響するからである。また指図書は作業のタイミングを決める帳票である。したがって指図書の対策も重要である。

 指図書は「何枚滞留しているか」で受注残や加工すべき総量の目安となる。また個々の指図書で指示された加工日と現在日の差異で進み遅れが把握できる。こうした枚数や進み遅れが指図書を見るだけで直観的にわかるようにすることが対策の勘所である。

 差立盤は指図書を入れることで作業すべき順序などを、ひと目でわかるようにするものである。これには様々なバリエーションがある。下図の上側の例は、指図書を日付とともに掲示したものである。これも一種の差立盤である。壁に余裕があれば、こうして掲示すると加工すべき日付・順序・各日の作業量・個々の作業内容が一目瞭然となる。

 下図の下側の例は、ボックスファイルとクリアファイルを利用した例である。指図書一枚一枚をクリアファイルに挟んである。クリアファイルの色は週別の納期を示している。さらにそれを加工予定日別のボックスファイルに収納している。こうすることで日別の作業量と納期遅れの状況が見える。

伝票と指図書の見える化

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